学院長日記 「ソルフェ音楽専門学院を作った目的」 その1 |
では、僕たち日本人はどんな風にロックを取り入れてきたのでしょうか。
その答えは「まねしやすい部分から取り入れてきた」だと思うのです。
まず、ファッションです。
みんなイギリスのロックミュージシャンの着ている服や靴を真似しました。靴のかかとが10センチ近くあったロンドンブーツは70年代当時ミュージシャンの必需品でした。これらが手に入るようになったのは、ファッション業界や洋服屋さんや靴屋さんの頑張りのおかげですね。
次に楽器です。
イギリスのミュージシャンが使っている楽器と同じものが日本に輸入販売されるようになり、日本人も良い楽器を使えるようになりました。これは楽器屋さんの頑張りのおかげですね。
次に、演奏技術です。
海外のミュージシャンと同じ楽器を、本当に使いこなす技術が徐々に日本人のミュージシャンにも身に付いてきました。これは、先輩ミュージシャンや音楽学校の普及のおかげですね。
最後に、ようやく楽曲です。
ですが、残念ながら僕ら日本人はまだ作曲については達成していません。やはりこれは生まれて生活する環境までも関係するものなので、まだまだ時間がかかりそうです。
では、これはどこの頑張が必要なのでしょうか?
やはり音楽学校の頑張りだと思うのです。
僕がソルフェを設立した目的はそこにあります。