「第二の音楽センスを身に付けるために」その2 |
さて、第二の音楽センスである後天的センスを育てるための音感訓練を行うのには、個人差を考えなければいけません。運動を全然したことが無い人に突然「30キロ走れっ!」なんて言っても無理ですよね。ですからソルフェでは、やさしい訓練からかなり難しい訓練までを4グレードに分け、各自経験別にクラスに振り分けて訓練を受けてもらいます。
そうすれば、初めて音感訓練を受ける人も一から安心して訓練を受けらるし、かなり上級の人はもっと上のグレードで訓練を受けられます。現在グレード制にしてある授業は4種類あります。
この楽譜はイヤートレーニングAという授業のグレード2の問題です。この楽譜をコンピュータミュージックで演奏したものを学院生が聴いてスコア用紙(五線紙)に書き取ります。
この楽譜は同じくグレード4の最上級の問題です。これはかなり難しいですよね。
色んな訓練を毎日受けることで、卒業を迎える頃にはみんな凄く音感が良くなっています。しかも集中力もかなりアップするんですよ!