写譜ペンって何? |
それは、楽譜を書く専用のペンのことなんですよ!
下の写真がそれです。二種類写っていますがどちらもペン先が普通より扁平(幅広)になっているのが特徴です。
写真下のペンが楽器店なんかで売っている簡易的なペンで、写真上のペンが本校で推奨するペンです。本校で使っているペンはドイツ製のRotringArtPenという製品でです。(二千円ぐらいです。)
なぜ写譜ペンを使って楽譜を書くのかという理由ですが。簡単に言うとはっきりして見やすいからです。
それにケースバイケースで自分で見やすい書き方を考えて記譜できるからです。
ペン先が幅広になっているので、ペン先を横にして線を引くと太い線が書け、たてにして引くと細い線が書けます。この特性を利用して、楽譜を書くのです。こうして書かれた譜面はすごく見やすいのです。
この写譜ペンを使ってパート譜を書くプロもいるぐらいなんですよ!
最近はスコアやパート譜をコンピュータソフトで出力するのが、すごいみたいに思われがちですが、じつはこの写譜ペンを使って書くのが本当にすごい事なのです。コンピュータ出力より写譜ペンによる手書きの方が圧倒的に見やすいのですよ!
ソルフェで使用しているペンはペン先の幅の広さを細かく選べるので自分好みな幅のペンを見つけることが出来ます。
プロの世界では最低でもパート譜は写譜ペンを使います。
ソルフェでは上の写真のように、写譜ペンをつかったパート譜の書き方の実習を行って、全員写譜ペンが使えるようになります。
ただし、譜面の色んな書き方(ケースバイケースも含めて)も学ばなければ、見やすい楽譜は書けませんので、そちらもしっかり勉強しています。